優秀な薬局事務とは?【ゴールはどこなの?】

2019年8月11日

こんにちわ。薬局事務のせーたです。

今回は、「最終的に薬局事務はどこを目指せばいいのか?」について語りたいと思います。

結論:定時に帰る 以上です。

1.薬局事務に求められること(会社目線)

企業側が事務のあなたに求めていることはなにか、考えたことはありますか?

それは「調剤報酬請求」つまりレセプトです。

たくさんの会社があり、たくさんの捉え方がありますし、時代の流れとともに変化を見せていますが、薬局事務に対して求める第一の機能はこれです。

処方箋の入力も、処方箋のチェックも、すべてはレセプト請求するためですよね?

やり方を知っていれば、資格も必要なく、経験値も短くしてできる仕事です(ほら例えば営業と比べたら、あれ大変よ)。

実際にやってみると「全然簡単じゃない!」と思うのですが、

企業側からすれば、”薬剤師という何年も勉強を重ねて初めて手に入る資格をもった人間しかできない仕事”と比較して、

「事務の仕事は楽だじょ」というのです。

でも奨学金1000万円とか借りてやっと掴んだ資格、と考えるとわからなくはないですよ。

逆に言うとレセプト請求の仕事は薬剤師だってできます。でもそうすると人件費が割高になってしまうので、薬局事務がいるわけですよね。

■ここ重要

言葉を選ばびませんが、

経費を抑える目的で薬局事務という職業はあるわけですから、いつまでも残業している事務さんは経費がかさむので、本来の目的からずれているわけです。(僕は経営陣ではありません。事務です。)

当然会社もにっこり笑ってくれませんね。

これが冒頭の結論の理由です:定時で帰る。

どんなに忙しくても定時で帰る事務さんがいたら、会社は大喜びです。
まともな会社なら少しずつでも基本給をあげてくれるでしょう。
これが優秀な事務さんとしての働き方の正攻法です。

持つべき意識

薬局事務として働きだしたあなたは、定時に帰る事を目的に働いてください

まるで夢のないような言い回しですが、それでいいです。

定時で帰れない理由をリストアップしてその改善をトライ&エラーすることで、あなたは優秀な薬局事務になります。

もちろん全部ほったらかして帰れじゃないですよ?全部のタスクを完了させて帰るということです。

ありえないですよね?だから優秀なんです。

2.時間管理

僕が実践してる時間管理を紹介します。

タスクのリストアップと時間計測

※タスクってのは、次あの仕事やろうとか、そういうことね。

一通りの業務を知った段階でそれをすべてリストアップしましょう。

そしてそれにかかる時間を計測します。

すると次のことが分かります。

①スケジュール組み(一日のうちでできる仕事)
②律速となるタスク(これもうちょい早くする方法ないかな)

この②にトライ&エラーを繰り返すことで、あなたの一日は圧縮していきます。

小技を紹介してるのでみてみてください。
→ 薬局事務の時短テク

3.人員管理

仲間が増えたらタスクは割り振れますね。ここで大事なのは相手を見極めてタスクを振ること教えることです。

相手を見極めてタスクを振る

永遠に自分だけが忙しい状況になってはいけません。中には甘えてなんにもしないで帰っちゃう人もいます。そういう方には日業務を背負ってもらいましょう。イライラしちゃダメ。(お肌に悪い交感神経が働くから)



教えること

忙しいとイライラしてきますよね。だからといって自分より後に入った人が2度3度同じ質問をしたからと言ってプリプリしたら超ダサいですよ。
(お肌にも悪いし)

最悪なのは自分より後に入った人が辞めちゃうことです。全部0でまた1人に逆戻り。

その方のモチベーションを考えて、最初は相手の話す時間をたくさん作ってあげて、少しずつ自分のペースにもっていきましょう。

あなたの分身をつくる、難しくて楽しい仕事です。

4.外的要因をどう管理するか

「定時で帰れない理由ってそれだけじゃなくない!??」

そうでよね。

☑ 薬局に置いてない薬の処方箋がきた
☑ 在宅の急配がでた
☑ そもそも門前の病院が終わらない
☑ 話が長い人につかまった

一瞬で残業を連想するキーワードはまだまだありますよね。

ここで個々には取り上げませんが、黙ってみててはそのままです。

一度、溜め息をついた後に「次はこうはさせない」と誓いましょう。

それぞれの対策を、トラップのようにしかけておきましょう。薬の買い物が頻繁な場合、どういう順番で電話を掛けるか決まっていますか?連絡先はすぐ見れる場所にありますか?

これらを改善するための残業は惜しまなくてもいいと個人的には思っています。良質な投資なので。

5.まとめ

改善のために、大事な思考は「ガマン」ではありません。「これやだ」と素直に思うことです。

どうすればそうせずに済むかを、考えて調べて実践しましょう。

定時に帰るための第一歩です。それでは。