薬局事務が転職時給与UPの為にすべきこと3選【2019年版】

2019年8月11日

こんにちわ。せーたです。

今の職場が肌に合わなかったり、仕事自体が向かないと感じ転職を心に決めた方もいらっしゃると思います。

自暴自棄のようになった状態で退職してしまった場合、次の面接の時点で退職理由を聞かれた際には「言い訳」を考えなければなりません。

「会社の方向性とあわなかった。」「人間関係のトラブルで」といった代謝理由は、”他責”というレッテルを張られます。他責は面接において一番落とされる理由の一つです。

また、自分の市場価値を理解してもらえず望んだお給料をもらえなかったりもします。

以前にうちの会社で事務をやっていて辞めた人から話を聞くと、その後の転職で苦労した話をよく聞きます。それらの話をふまえ、退職願を出す前に注力するべきことをまとめ、転職するを決めた場合には給料を上げるために必要なタスクを紹介します。

「今すぐやめたい、でもそう簡単に仕事って見つかるの?転職はタイミングが大事っていうけど、どういうことだろう?」

結論、転職時に給料を上げたい方はまず今の職場で、以下3つを実行しましょう。

①調剤補助業務をマスターする
②店舗内の業務改善を実行
③人間関係トラブルは会社に相談

1.次の会社でお給料を上げるために

最初に申し上げますが、簡単な方法ではありません。割り切って今の環境で苦労する必要があります。先行投資として苦労を買ってでることで得られる価値です。

現在調剤薬局事務の平均年収は300万円と言われていますが、今年4月に法改正があり、ついに薬局事務には「調剤補助」業務が可能になり、これにより採用側も大きく体制が変わると、言われています。

具体的には、

・薬のピッキング
・お薬カレンダーの薬のセット
・医薬品の棚入れ
・一包化された薬剤の数量チェック

結論、これらすべての業務をできるようにする、②さらに上記業務未経験者が最短でできるようにする為の仕組みづくりを体系化することで転職時の給与アップがのぞめます。

理由は単純ですが、需要があるからです。個人店以外はチェーンストア、つまりは多数の店舗を保有し運営しています。

つまり一人のスペシャリストよりも、スペシャリストをつくる仕組みづくりに投資したがる傾向がある、ということです。

2.薬局事務での転職前に業務改善を

業務改善をするこで、あなたの市場価値に独自性が生まれます。

既存の仕事の仕方にとらわれず、よりよい改善ができたエピソードは、「あなたが入ることで得られるお店のレベルアップ」を次の仕事先に想像させることができます。

まずはあなたの業務に含まれている細かいタスクをすべて洗い出し、改善可能かどうか確認しましょう。以下に例をあげます。

処方箋受付

  • 2人以上一緒の患者さんの処方箋受付
  • 待ち時間中に外出された患者さんの受付管理
  • 以前の処方に対して返金手続きがある場合
  • 門前以外の処方箋 

お薬のピッキング

  • 事務がピッキングのタスクを可能にするツール作成
  • できるまでの期間を計測
  • 事務でも知っておきたいお薬の基礎知識の冊子作成
  • 棚替えの検討

お金をかけないシステム導入

  • エクセルを利用すると非効率な業務はほとんど解決します。活用しましょう。

全部上げるときりがないですが、マニュアルにあるタスクを可能にすることは、大幅な給料UPにつながりませんが、業務を改善しマニュアル化することは給料UPに繋がります

そうした実績を今の会社で残すことで、転職せずとも今の会社で昇給の可能性も見えてくるし、あなたと今の企業の関係もよりよくなり、今の社内価値も上昇します。

3.人間関係トラブルはまず会社に相談を

実はこれも業務改善の一環です。半年以上あなたが継続して勤務しているうえで、人間関係トラブルを感じている場合は、人事に面談報告をするべきです。

相手の言動や行動にパワハラ・セクハラといった問題を含んでいる場合、離職率を上げてしまう要因になるからです。

人事が特に動いてくれなかった場合でもあなたの行動は間違っていません。

4.転職は自分の社内価値が最大のときにする

まとめになりますが、あなたが転職先で給料が上がる理由は今その会社にない価値をインストールできるからです。それを体系化するために、現在の業務内容を見直し、よりよくしてください。

注意点として、店舗で働く人間は変化を嫌がり、今目の前のタスクを終わらせることを第一目的としています。

まずは現場の賛同を得るために今の仕事のやり方をマスターするところからでしょう。

今の職場が嫌ですぐにでも辞めたい気持ちはよくわかります。でも転職したところで似たような問題にあたるのは目に見えていることです。

だとしたら、転職をするために今の会社でできることを全部やってしまいましょう。自分が理想とする会社の体制が見えてきて、次の会社の選び方の軸にもなります。それではまた。