【薬局事務を目指すあなたへ】5分でわかる薬局事務さんの仕事内容とは

2019年8月11日

こんにちわ。せーたです。

この記事では、新たに薬局で医療事務の仕事を探している方に対して仕事の内容や仕事中のテンション、会社選びのポイントについて紹介していきます。

1.薬局事務の仕事イメージ

僕は現在薬局で3年事務として勤務しています。いろんな薬局にもヘルプで行ったりしましたが、これから薬局事務の仕事を始めようと思ってる方は、その仕事についたらどんな一日をおくると想像しますか?

「15分に1回くらいのペースでフワフワ患者さんが来て、パソコンを打ってお会計して終わり」

「居酒屋並みに走り回ってガンガンお店を回してヘトヘトで帰宅」

うん、どっちのパターンもある。この記事では薬局のことだけでお話しますが、都会だろうが田舎だろうが、どっちのパターンもあり得ますし、ひとつの薬局の中でも季節・曜日によって混んだり、閑古鳥だったりします。

だけど基本的に薬局で事務として働くことは、混雑に対応するときがある、ということは忘れないでほしい一面です。

僕は現在薬局で3年ほど働いていてどんどん新人の事務さんが入職されますが、その分どんどんやめていく姿をみています。早い人は4日で辞めていました。

せっかく履歴書かいて、時間を作って面接して、それで4日でやめちゃうのはもったいないですよね?

履歴書を送るのは、ぜひどんな仕事内容なのか知ってからの方がいいです!

2.薬局の機能

薬局はなんのために?

みなさんもご存じのとおりです。

薬局の機能は、患者さんが病院から受け取った処方箋に沿って、薬剤師さんが患者さんへお薬を渡すことです。

そのうえで薬局は自分たちが働いた分の収益を得るため、①患者さんから負担金(3割とか)をもらう。②残りの7割とかを国や保健機関に請求する(レセプトという)ために処方箋内容をパソコンに入力する。

ここだけ見ると、ホットドッグを売るお店と大差ないと思います。

ホットドッグ屋さんと違うのは、①法律の縛りが強いということ(薬事法)と、②有資格者(薬剤師)がいないと成り立たない、ということです。法律のことをすべて理解する必要はありません。「これはよい、これはダメ」という線引きはそのお店のルールに従いましょう。

薬剤師がいないと成り立たない商売


事務として働くうえで、難関になる方もいらっしゃいます。
薬剤師になるには6年生の大学に通い、1000万円ほどの奨学金を借り、大変な試験を突破する必要があります。その結果として患者さんへ正しく薬を渡す名誉ある仕事をができるようになります。

ただ薬剤師さんは一般企業と比較し、少人数のコミュニティの中で働いてきた方が多いです。結果として我々一般人が企業勤めしてきた中で”きっとしてくれるであろう配慮”が期待できないこともあります。

また薬剤師という資格は、 現在超のつく売り手市場。どこにいってもさらに高い給料で雇ってくれるでしょう。気に入らない職場の場合いつでもほかに行けるのも一般職の我々とは大きく違う点です。

「なんで気遣えないかな」「こっちの仕事わかってない」なんていう事務さんの声もよく耳にします。もちろん薬剤師、といっても十人十色、いろんな方がいらっしゃいますので、相性というのは現場毎に異なりますが、そういったバック背景がある、ということは知っておきましょう。

3.薬局事務の仕事内容

(1)処方箋のパソコン入力
(2) 請求業務(レセプト)
(3) 店舗の売上管理(レジ締作業等)
(4)その他の庶務

(1)処方箋のパソコン入力

 薬局事務さんにとってメインの業務です。一日20件の日もあれば、300件を上回る店舗もあります。入力に際してはお薬の知識は基本的に必要ありませんが、入力をするためのルールを知る必要があるので1日目から独り立ちできる仕事ではありません。

(2)請求業務(レセプト)

 国民保険や社会保険に対して、その月の処方内容を送信しお金を請求する仕事です。保険・処方内容に不備がある場合は請求が通らず次の月にやり直す必要があります。またこのレセプトによって請求したお金が薬局運営がわにとっての最大の収入源です。

薬局の最大の支払いはメーカーさんからの薬の仕入れと人件費です。売り上げがない場合、仕入れと人件費が支払えなくなるという事態にもなりかねません。「やってませんでした」では済まなそうですよね(汗)

(3)締め作業

 ほかの飲食店と同じです。その日の売り上げがいくらだったのか記録をし、お金の管理をします。運営側(会社)とのやり取りも必要になります。

(4)その他庶務

 庶務の割合はあまり多いとは思いません。ただし法律が絡んでくる仕事の一つとして「処方箋の管理」があります。「○○の処方箋は〇年の保管が必要」などのルールがありますから、ルールにのっとって保管する必要があります。保管整理を怠たり、保健所などの監査があった場合には営業に関わる可能性があります。

事務さんの勤務時間

 事務さんの勤務時間はシフト制の会社が多いです。早番・遅番で分かれていて遅番担当の事務さんが締め作業をする、といった流れです。
例)朝番:9時~18時、遅番:10時~19時(休憩1時間) 

事務さんの休日

 薬局はご存知の通り土曜日もやっています。なので正社員の場合、週休2日でも土日休みは難しいでしょう。日曜日と他平日1日といった具合です。祝日は普通に休みです。
空いてる状況でお出かけしたい方には向いているでしょう。

以上薬局事務さんの働く環境かや、仕事内容についてふれました。少しでもイメージの参考になれば幸いです。薬局事務さんの仕事への適正などについて、どんな人が向いているか別記事でまとめようと思いますので参考にしてください。