在宅服薬指導スタートアップを成功させる 5つの準備

2019年8月10日

こんにちわ。薬局事務のせーたです。

先日新店開設にあたって、僕は在宅の事務担当としてスタートの準備をしてきましたので、まとめておきます。

この記事は次の方におすすめです。

☑ 在宅を始めると言われたけどどうすればいいかわからない
☑ 薬局で在宅服薬指導を始めようと考えている
☑ 在宅服薬指導の流れを知りたい

1.在宅服薬指導の流れ

在宅服薬指導の流れはいたってシンプルです。

①患者さんと在宅服薬指導の契約

②患者さんから処方箋のFAXやメールが薬局に届く

③処方箋に基づいて薬を準備する

④訪問スケジュールを立て、患者さんへアポイントを取る

⑤患者さん宅にて服薬指導・配薬(薬渡す)

⑥ドクターに向けて報告書を提出

⑦患者負担金を患者さんに請求

割と大変か。注意ポイントだけ。

注意1

在宅服薬指導は、1回の訪問毎に加算をとることができます。

”居宅療養”という加算です。この加算は患者様と契約を交わさない限りとることができないので注意しましょう。

注意2

また、処方箋が薬局に届かないことには、何も始まりません。契約を交わす際に、必ず薬局に処方箋が届くように患者様もしくは患者ご家族様とお話をするようにしましょう。

注意3

先の”居宅療養”という加算には、ドクターへの報告書提出義務があります。これをすっぽかしていると、薬局の評判が落ちるのはもちろん、監査が入る可能性もあります。

2.在宅服薬指導スタートアップ準備5点

① 契約
② 配役
③ 請求
④ 報告書
⑤ スケジューリング

以下5点のタスクができる環境づくりが必要です。

①契約

患者様との契約に際しては自社で契約書テンプレートを作成する必要があります。センシティブな内容の為、ここでは深く触れません。

②配薬

在宅服薬指導サービスを利用する患者様は基本的に自分で病院や薬局へ行く事が困難な方がほとんどです。

そのため、お薬カレンダーなどのツールが必要です。必要量準備しましょう。

③ 請求

患者様には自己負担金が発生します。これの回収方法を契約時にあらかじめ決めておく必要がありますが、そもそもどんな方法を会社で用意しているのか確認しましょう。(現金・振込・引落・カード決済)

④ 報告書

ドクターへの報告書の提出方法もあらかじめ話をしておきましょう。郵送、メール、FAX等がありますが、おすすめはお互いに証拠が残るメールです。

⑤ スケジューリング 

スケジュールは、在宅服薬指導において一番大事と言ってもいいでしょう。常時薬を飲んでいる患者さんにとって、万が一薬が不足してしまったら大事です。これに関しては、患者さんのお宅訪問時に次回の処方日を事前に聞いておくことで、前もっていつ処方箋が届く、という予想をたてることができます。Googleカレンダーなどで管理すれば、メンバーとも共有ができます。

Googleカレンダーの使い方はこちらの記事→ Googleカレンダー

3.在宅服薬指導により発生するタスク

先に挙げた5つの準備は、その後のタスクをそのまま表しています。

契約は一度してしまえば完了ですが、週1回のスケジューリングのチェックや配薬準備は主に事務さんの仕事と思ってください。

報告書の作成は薬剤師しかできませんが、メールなどによる送信業務は事務さんもできます。効率よく送信するために、メールテンプレートをつくっておくとよいでしょう。

請求に関して、最も簡単な方法はその場で現金で徴収することです。

振り込みや引落の場合、安定的に自己負担金の回収が見込めますが、手数料が発生したり、これにも申請が必要だったりとやたら手間が大きいです。現金回収がおすすめです。

4.まとめ

在宅スタートアップに際しての準備についてまとめました。

外来業務と比較して、3倍は大変というか時間を要すると思っていいでしょう。それでも会社がやるには、生き残りをかけた大きな使命があるからです。基本をマスターして、どんどん工夫を凝らしてイージーワーク化してもらいたいです。それでは!

在宅服薬指導を始めるのにおススメの書籍