薬局事務さんに知ってほしい薬局の応需率とは?
こんにちわ。薬局事務のせーたです。
最近、患者さん増えてない?みたいなことありませんか?それは、面処方(門前以外の病院の処方箋)が増えているだけでなく、応需率があがっているからかもしれませんよ?
応需率の向上は薬局のレベルアップととらえても良い指標なので、お店の中で効率化などを頑張っている場合は一つの指標にしてよいでしょう。
患者さん増えたら大変じゃんかよ。
患者さんがいるからできる仕事じゃんかよ。
目次
1.応需率とは
わかりづらく説明すると
応需率 = 門前病院処方箋の受付枚数 ÷ 門前病院の発行処方箋枚数 |
ごめん、こんな式覚えなくていい。
わかりやすく説明すると
門前の病院が出した処方箋がどれだけ自薬局に流れてきてるか、のこと。
病院で10人に処方箋を発行したのに1人しか来てなかったら、応需率は10%。明らかに人を寄せ付けない薬局でしょーね。
逆にこの割合が高いということは、患者さんがほかの薬局でも処方箋を受け付けできることを知らないか、特別な理由があるか、でしょうね。
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2.患者さんの薬局選びに注目
画像のお姉さん相当だいぶ具合悪そうですね。
さて、患者さんはなぜその薬局に来ているのか考えてみましょう。
それは、自分が患者さんの立場になってみると想像しやすいです。
結論:早く家に帰るには、どの薬局に行けばよいかで判断している
✔患者さんがその薬局に行かない理由 ・混んでるから ・必要な薬を置いてないから ・必要な情報を提供してくれないから ・家の近くに薬局があるから ・薬を出すまでの時間が遅いから |
病院に行く、薬局に行くという行為はレジャーではありません。決まって早く済ませたい用事なんです。
そう考えると、応需率の変化もなんとなく想像できるのではないでしょうか?
以前に僕が風邪をひいて薬をもらいに薬局に行った際、処方箋を出してすぐにレジ締めにとりかかっていることがありました。
待合室の患者数は0人にもかかわらず30分近く待たされたことがありました。
僕はその薬局にはもう行きません。
もし薬局の応需率が下がったとしたら、その薬局の仕事効率が下がっているからかもしれませんよ?
3.応需率を上げるには?
応需率を上げるには、先に行ったような患者さんの不満を解決できるような体制づくりが必要です。
受付から投薬までの時間短縮
待合室に患者さんが一人もいない状態で、不満を持たずにいられるギリギリの時間は何分でしょうか?
個人差はありますが、体感として6~7分ですね。
薬の種類が1~2個の場合はさらに早くなるでしょう。
今現在その患者さんの受付から、投薬までにどのくらい時間をかけているか知ることから始めてよいでしょう。
在庫管理
行くたびに欠品薬がある薬局にはいきませんよね?
「明日の午後には届きますんで」とか言われても、薬はすぐほしいですから、用事がすんだことになりません。
在庫管理については事務さんが担当していることは少ないでしょうから、ここでは書きません。
珍しい薬が定期的に出る場合は、先に発注をしてその方の分を確保しておくとよいでしょう。
薬剤師さんの投薬
これに関しては事務さんの仕事の範疇の思いっきり外のお話です。
もちろん、副作用や服薬に関する最低限の注意は必要ですが、挨拶替わりの不要文句が多かったり、やたらお話好きな方にいつまでも付き合ってたりすると、待ってる側の患者さんはいい顔しませんよね。
薬剤師さんは、投薬中の患者さんに全力投球する一方で、待ってる患者さんの状況も把握しなくてはいけません。
うん、大変なお仕事ですね。
薬局事務さんがすべきこと
薬局事務さんがすべきことは、「入力・ピッキング・書類整理」この仕事をどれだけ効率的にできるかの追及です。
細かいことの積み重ねでもあるのですが、節約と同じで「大きなムダは何か」計測して改善策を考えることが大事です。
4.まとめ
薬局の応需率についてでした。応需率は薬局の評価に直結した数字と言えます。
たんたんとこなす仕事よりはおもしろいかも。
ていうか「仕事を楽にするには」っていう見方ね
それ即ち僕らの給料に関係することですからね。何も変えることができない薬局さんはこの先厳しい、というお話よく聞きませんか?
事務さんができることは、これまで限られていましたが、今後はどんどん拡大していく傾向です。
今後は効率改善について、具体的に示していきますね。それでは!
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