薬局事務のストレス【対薬剤師編】薬剤師にモテる事務になろう
こんにちわ。薬局事務のせーたです。
今回は薬局事務が抱えるストレス対人関係編です。
以前の、薬局事務のストレス【孤独編】の続編です。
やっと仕事に慣れてきたな、と思ったらどんどん仕事を増やして着たり、まるで薬局事務を道具のように思ってるんじゃないかと思ってる方が職場にいらっしゃいませんか?
薬剤師さんにも事務の先輩にもこういう方はいらっしゃいます。
そういう場面には僕も何度も直面し、そのたびハラワタ煮えくり返る思いをしてきました。
それは、時間の経過だけが解決してくれるものでもないので、解決のためにどういうアクションをとっていたか紹介しますね。それでは参ります。
目次
1.薬剤師の生態を知る
薬局という職場は、いつも思いますが不思議な職場です。資格をもっている薬剤師さんとそうでない事務の2つに分かれ、それぞれ熟練でも、求められる知識・業務内容が異なりますが、ほぼ同じ空間にいます。
病院勤務も似ていますが、ドクターとの距離は少し離れてますよね?
まずは薬剤師さんがどういう状況で働いているか知りましょう。
薬剤師という職業の特徴
薬剤師の求人倍率
薬剤師さんの求人倍率は10倍をゆうに超えています。言ってしまえば、どこに行っても内定が出るほど、需要が高く、貴重な存在です。
薬剤師の責任業務
薬剤師さんの仕事は、患者さんに正しく薬を渡す事です。誤って違う薬を渡したりして、万が一患者さんに何かあった場合、それは薬剤師さんの責任となります。
薬剤師はサラリーマン
資格を持っていようが、投薬責任が本人にあろうが、その実態はサラリーマンです。企業の鶴の一声で、その仕事内容は企業の意向に沿うことが求められます。
薬剤師まとめ
上記をまとめると、ぼんやりと薬剤師さんの生態がわかってきます。
●業務には自己責任が発生する ●企業にいる以上サラリーマンである ●転職はしようと思えばできる |
ポイントとしてお伝えしたいのは、事務の仕事と比べ、
視点とベクトルが異なる事です。
薬剤師のベクトルは患者さんに向いています。
一方、事務のベクトルは薬剤師さんじゃないですか?
薬剤師が正しく薬を渡す為の準備作業が事務の仕事です。ここで患者さんへの責任が問われることはないですよね?
事務からしたら、「なにイライラしてんだよ」とか思うかもしれませんが、薬剤師さんがピリついている理由はこの責任にあります。
薬剤師にモテる事務のヒントはここにあります。
責任をもって仕事をしている(と感じられる)、事務は薬剤師にモテます。
「患者さんに対する責任」というベクトルを合わせられるからです。
具体的な行動についてはのちほど説明します。
2.具体的行動
新人事務さんが仕事に慣れてきたころにありがちなのが、薬剤師さんとの衝突です。
「なんでそんな態度なの?」「なんで怒ってんの?」と感じたことはありませんか?
それは、単に機嫌が悪い場合もありますが、イライラがあなたに向いているとしたら、それはあなたの行動に責任を感じられていないからです。
あなたの行動に責任を感じさせるように働きましょう。
ミスに対する改善意欲
ミスは入力をはじめ往々にして発生してしまいますよね?でも間違えたものをそのままにしておいて、同じミスを繰り返すのはナンセンスです。
間違えない仕組みを考えましょう。ダブルチェック、入力環境の整理等々、できることからはじめましょう。
相談
うまくいかない業務は、薬剤師に相談しましょう。中には一人でイライラするだけで何も言ってくれない方もいらっしゃいます。
こちらから積極的に相談し、解決の糸口を一緒に考えてもらうとともに、事務側の状況を知ってもらいましょう。
結果的に、”薬剤師の患者に対する責任ベクトル”をサポートしてくれている、と見てくれるようになります。
3.注意点
要は、責任をもって仕事をしましょうと書かせて頂いたつもりですが、この考えに縛られ過ぎると、あれもこれもやり過ぎて、やたら疲れてしまったり、残業が増えてしまう可能性があります。
あくまで仕事に対する姿勢を改めて、自分の業務範囲がどこで、何時までに終わらせるかということは忘れないようにしましょう。
薬剤師さんの責任業務ははたしてもらいましょう。明らかに薬剤師の仕事を押し付けてこられるような場面は回避するようにしましょう。事務のあなたと薬剤師さんのお給料の差はそこにあるのですから。
4.まとめ
今回は薬剤師と事務の関係を改善するために知ってほしいことについてまとめました。
中には「薬剤師さんは変わってる」と一括りにしてしまう事務さんがいらっしゃいますが、視点が違うだけです。もちろん友達になって楽しい人ばかりです。
中にはモンスターみたいな人もいますが、そんなの事務も一緒です。
自分の仕事のことだけ考えていたら薬剤師にとっても事務にとってもうまくないので、お互い歩み寄ることが大事です。まずは一緒にランチでもいかがでしょうか。普通になかよくしましょうね。それでは。
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