薬局の動線改善によって得られるベネフィット 3選
こんにちわ。薬局事務のせーたです。
改善シリーズ3段目。今回は動線についてです。
働いている中で我々は必要を感じませんが、直してみたらこんなにいいことはないのが動線改善です。
業務改善全般にはいろいろやるべきことがありますが、実は1番最初にやってほしいのが、この動線改善です。
設備の導入を「足し算」とすると、今回のテーマはムダに対する「引き算」と考えられます。
動線てなに?
人とか物が動くときのラインのことだよ。
整理すると、いいことづくめだ。
目次
メリット1:投薬までの時間短縮につながる
適切に動線改善をすると、投薬までの時間が減ることで、結果的に患者メリットが高くなります。
すいてるときにこそ気づかなくても、混雑すればするほど、このメリットは感じることができます。
1人しか通れなかった部分が2人と折れたり、1歩2歩のムダな動きがなくなることで、自分の担当している業務にコミットすることができるようになります。
要は「やり直し」、「重複」といったムダが削減できるわけですね。
メリット2:スタッフの関係良好化
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スタッフ同士の関係が悪くなるのって「小さい気遣いができない」とか「自分のことしか考えてない」とかそんなことって多くないですか?
それってほとんどのケースが、結果的に自分の担当業務に支障が出たから、当たり所を探してるだけなんですよね。
動線を改善することで、それぞれの担当が自分の仕事に集中できるような状況を作ってやれば、主体性が上がり、人のせいにもできなくなる。
つまりは、責任を持った業務ができるようになっていくわけです。
これによって、その業務に関して、自分も回りも絶対的に評価することができるようになるので、仕事の取り組み方が変わると思いますよ。
また、人のせいにばっかしてるような人はこれによって淘汰されてしまうので、良質な仕事ができる人がきちんと評価してもらえる環境ができます。
メリット3:きれいなお店になる
いろんなお店を見てきましたが、あらゆる事が想定され、戦闘準備万端なお店はきれいです。
薬局って急がされるお店だと思うんですが、急ぎたいときに急げる環境を作っているお店は、働く側としてとても気持ちがいいものです。
何かを片付けたことによって行動範囲が楽になった、という成功体験は、今後それを持続しようというモチベーションになります。
これによって、「ジャマなものはすぐどかす」「不要なものはすぐ捨てる」といったそれまででは考えられないような気持を保てたりします。
よく「一人一人美意識をもって」とかって言いますけど、そんなん努力目標にしかなりませんからね。
動線改善はお店のスタッフ全員巻き込んで、結果的にその成功体験を共有できないと、意識は持てません。
なんなら、スタッフ全員に見取り図作成を依頼し、そのいいとこどりをして動線改善案とすることをおススメします。
動線改善をやってみよう
具体的ステップ
動線改善にあたって次のようなステップを用意たので参考にしてください。
1.作業ストレスの洗い出し 2.改善優先順位の決定 3.スペースの優先順位を決定 4.見取り図を作成 5.いらないものを捨てるどかす立空間を活かす 6.新たな備品が必要か検討 7.見取り図に沿ってアクション |
何も難しいことではありません。実際これってやるかやらないかの違いなんで、その制度はそんなに大差ありません。
やってくうちに、「こっちがいい・あっちがいい」なんていうのはたくさん出てきますからね。
注意点
長期間でやろうとするとダレます。
中途半端な1番汚い状況が続いてしまっては、本末転倒です。
極力短期間で、計画的にやりましょう。
まとめ
動線改善によるベネフィットについてまとめました。
一事務員の提案では、お店でなかなかやろうという決断には至らないかもしれません。
お店全体の雰囲気が良くなるなら、やった方がいいね。
お店の雰囲気が良くなれば、意外と応需率なんかも変わってくるもんだよ?
また現状で問題なく、ストレスなう運営ができているということであれば問題ないかと思います。
ただ、混雑時に1秒でも患者さんを待たせたくない、と思っている薬剤師さんはたくさんいらっしゃいます。
最終的に、患者メリットにつながるお話なので、ぜひ取り組んでみてくださいね!それでは!
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